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高耐久はんだ合金ソルダーペースト
(In/Sb系)
- HR6A58-G820N
延性と強度を併せ持つオリジナル高耐久合金です。 接合部の変形抑制と金属組織の強化により、冷熱サイクルでのクラック進展を効果的に抑制します。
特徴
- 冷熱サイクルでのはんだクラック進展を抑制
- CTEミスマッチによる部品破壊を低減
- ピンインペースト工法で発生するリフトオフを防止
- N2雰囲気リフロー用
製品性能表
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製品名
HR6A58-G820N
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合金組成
Sn 3.4Ag 0.7Cu 3.5Sb 2.9In +Co
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融点(℃)
211 - 222
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はんだ粒径(μm)
20 - 38
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フラックス含有量(%)
10.2
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粘度(Pa.s)
190
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ハライド含有量(%)
0
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フラックスタイプ
ROM1 (IPC J-STD-004B)
延性と強度を併せ持つ合金特性
高耐久合金HR6Aは、従来の鉛フリーはんだ合金SAC305(Sn/3.0Ag/0.5Cu)が持つ延性を低下させず、接合部のひずみの蓄積を抑制し、耐久性を高めることのできる新しいはんだ合金です。
冷熱サイクルによるダメージを抑制
2種類の異なる作用を持つ添加元素により、熱疲労特性を高めています。
固溶強化で接合部の変形を抑制し、微細析出物により金属組織を強化します。
冷熱サイクルでのクラック進展を効果的に抑制します。
スルーホール接合でのリフトオフを抑制
リフトオフは、Biなどの低融点成分がはんだ接合界面に濃化することにより、冷却時にはんだフィレットと基板界面が剥離する現象です。
低融点成分を生成するはんだ組成の影響で発生します。
HR6A58-G820Nは、Biよりも接合界面に濃化しにくいInを添加することで、リフトオフの発生を抑えました。
部品へのダメージを軽減
高耐久合金の多くは、強化の背反で過度に硬くなるため、チップ部品の電極付近に応力が集中し、はんだではなく部品が破壊される事例が発生します。
HR6A合金は、冷熱サイクル時のはんだの「ひずみ」に着目し、応力を緩和させることにより部品へのダメージを抑えます。
大型部品のボイドを大幅に低減
HR6A58-G820Nは、異なるタイミングで作用する活性剤を組み合わせることで、ボイドが排出されやすいように設計しました。
濡れ広がりが良好で、Pwtr.やQFN、SOPなど大型部品でのボイドを大幅に低減します。