工法
ジェットディスペンス
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ジェットディスペンスとは・・・
非接触にて塗布する工法です。メタルマスクレスでも塗布形状が安定し、複雑な基板に対してはんだの供給が可能です。特定箇所の重ね打ちも可能で、塗布時の接触による不良誘発の懸念がありません。
市場要求
実装が小型化・多様化する中で、3D実装など、複雑な基板にはんだを供給する必要性が高まってきました。
印刷では対応できない、リフロー後の修正、はんだ量の追加、キャビティー内部へのはんだ塗布には、やに入りはんだによる手はんだや、エアーディスペンサーによる塗布が一般的です。
しかしこれらの方法では、供給部位が必ず接触していなければならないことや、一定程度のクリアランスが必要になるなど、不良を誘発する懸念事項があり非接触であるジェットディスペンス方式が求められてきました。
ジェットディスペンスの課題と解決策
課題
・高速で非接触塗布するため、形状が崩れやすくはんだ飛散も発生しやすい。
・従来のシリンジタイプでは液切れが悪く、糸引きの発生も見られる。
・ニードルの詰まりが発生しやすい。
解決策
・保形力を向上させ、塗布時の形状を安定化
・粘度を下げつつ、液切れ性を向上、糸引き発生を軽減
・粘度値の調整、はんだ粒径の最適化(2~10μm)を行い、ニードルの詰まりを抑制。